マイブームって今も使うの?

先日買い物に行ったとき、懐かしくて買ったのがこちら。


マイブームの『しるこサンド(松永製菓)』

個装の袋のデザインがこれまたいいのです。
あんことりんごジャムがはさんであって、外側のビスケットはギンビスっぽい味。
ギンビスは、「たべっ子どうぶつ」「アスパラガスビスケット」で有名ですね。あの味。
ちょっと塩気があって、歯ごたえあるビスケットです。

「連城三紀彦レジェンド」を読みながら、流麗でロマンあふるる文章としるこサンドに舌鼓を打ってたら、袋がてんこもり。
ルフナ紅茶にちょっと牛乳を入れたミルクティー(最近のお気に入り。少し冷めた方がおいしい。)と合うんですねー、これが。
だもんで、ぼりぼりぼりーっとあっという間に食べた模様。

そう、連城三紀彦氏。ミステリーを書いてたとは知らなかったんです。
恋愛小説というイメージしかなかったんですよ。本屋さんで「あの名作ミステリーがついに復刊!」という扇情ポップを見て、えーミステリーも書いてたのね!と知った次第です。
どんな文体かも知らなかったから、とりあえず1冊買ってみようと、綾辻行人氏が編纂人に入ってるこれならいいかも…と手に取りました。
文章がきれい。底に流れる艶がいい。叙述トリック好きにはおすすめです!
途中でトリックが分かったとしても、文章自体を楽しめる。そんな小説ってなかなかないんですよね。
中でも読み応えアリだったのは、綾辻氏の偏愛する「親愛なるエス君へ」。たしかに異色作。元ネタ知ってるとさらにおもしろいです。

しるこサンドを食べながら、「他のも読んでみよう」と思いました。

ミステリー特集

先日までは、「恋と冒険の本」でしたが、「ミステリー特集」に変わりました。
中には、ミステリーというよりは奇譚?怪談?という本もあります。まぁ、怪奇周辺本ということで…



アマゾンで怪奇本を探していたら、荒俣宏編纂の本を発見!
その名も「怪奇文学大山脈」。もー、登頂せずにはいられない!そこに山(怪奇という名の)があるからね!
小説自体ももちろん楽しみですが、書評にあった「40ページにわたる荒俣氏の前書がすばらしい」との評を見て、それも実に楽しみにしております。


(猫飼いの撮影の法則”どこかに猫を入れたがる”に則り、猫を書見台に撮りました。)

少し読んだところ、西洋怪奇文学を日本に紹介した先駆者、平井呈一氏のことが詳らかに書かれています。
荒俣さんは、平井氏に師事していたんですねぇ!
創元推理文庫の「怪奇小説傑作集」シリーズが好きでして、その1巻が平井氏の翻訳でした。
ぼんやりとしか知らなかった「猿の手」が、こんなに鮮烈な話だったとは!

とまれ「怪奇文学大山脈」、山の怪異を堪能しブロッケン現象のひとつでも見てくるつもりで臨みます。

人生指南の書

と銘打ったコーナー。
濃霧に包まれることも視界良好なこともあるのが人生。
そうは分かっていても、生き惑うのが人間ってもんです。
そんな時、猫のようにしなやかに寄り添う本があると、ずいぶん励まされます。
「よし、死なない程度に生きていこう☆」と思えたらしめたもの。


こんな本仕入れました

営業終了後に本を読むささやかなひと時。本日読んだのは…
先日仕入れた美術出版社刊「アメリカのグラフィックデザイナー」。


中は作品がたくさん載っています。



まだ詳しく読んではいませんが、作者へのインタビューがあったりなかなか充実した内容です。1〜4巻まで揃っています。
各作品は当然ながら、本全体の作りがかっこいいです。文章のページの余白のとり方とか作者の紹介のページとか。
ぱらっと見てよさそうだと思ったので仕入れましたが、想像以上によい本でうれしいです!

グラスは、仕入れに行った熊本で買ったものです。



到着後、アーケードから外れた通りを散策していたら、緑豊かでクラシカルな家があって、「ストーキング行為ではありませんよ」と心の中で唱えながらしばらく見入っていました。
その後近くを歩いていたら「GLASS HOUSE」と電柱にあり、なんだか気になりどこかしらと見回して「ここかな?」とそのアパートの1室に入ると、そこが”ぐらすはうす”でした。
「これいいな」と思うものを手に取ると、ほぼ同じ作家(草野啓利さん)のグラスで、自分の好きな傾向がなにかしらあるんだなぁと思って、しばしの沈思黙考の末その方のものをチョイス。
他の作家のものと比べるとすこし黄色味のあるところ、器・脚・台のバランスのよさ、ほどよく肉厚なところが気に入りました。
これでお茶を飲んだら、いつもよりおいしさがふくらむ!いい買い物したなぁ。

最近よく飲むのが、教えてもらったレモングラス&ほうじ茶のブレンド。これがまーおいしくって、食事にもお菓子にも合う万能茶!今日もがぶがぶ飲みました!
ロータスビスケット(頂きもの。重宝してます!)ともまた合うんですわ〜

広辞苑を傍らに

10年以上前に買った電子辞書。電池の液漏れもあったけど、まだまだ現役活躍中です。
読みや意味を調べることが多々あるので、常時店に置いてます。

昨日も読書中に引くことがあり、読んで、引いて…を何回か繰り返すうちに、「あれ?この読書リズム、前もあったような…」。どことなく覚えがあったのです。
そうか、この人の本を以前読んだ時と同じなんだ!
そう思った瞬間、その時読んでた表紙の手触り、図書館で借りたこと、文体が好きだってすごく思ったこと、猫がらみの本だったことが、ぜんぶ同時に頭に浮かんで、追いかける間もなくすぐに消えました。
この一連のことが、すごーく心地よかったのです。

ちなみに、引いたのは「琴瑟相和し」「さこそ」「ゆくりなく」でした。
新しく入手した言葉は使いたくなるものですが、一体どこで使えばいいやら。
琴瑟相和し:夫婦間の相和して睦まじい例え
さこそ:まったくそのように、さだめし
ゆくりなく:思いがけず、偶然に


読んでた本は、出久根達郎さんの「古本奇譚」。
古書店主の出久根さんと古本にまつわる奇妙な話集です。洒落っ気のある文章にひょこひょこ顔を出す心地よい未知の言葉。
知識欲も刺激されるし、駆け出し(ているのか、どうか)の古本屋としては業界本として読めるし、ゆくりなく出会えたよい本でした。(使えた!)

その中の「狂聖・芦原将軍探索行」がまたおもしろいのです。
出久根さんと友人のF氏の会話が軽妙で、松沢病院での芦原将軍との交流(これは別な人ですが)も興味深く読みました。
背の高いいかつい感じの軍人風を想像していましたが、意外にも好々爺といった風情だったようで、「へぇー、ほぉー、ふーん」と合いの手をいれながら。

わたしの古本奇譚も、いつかみなさまにご紹介できるといいのですが。


初期の花輪さんの凄み

花輪さんの描く童女が好きです。
ぐるんとした大きな目で奔放で愛らしいのです。
「天水」と「コロポックル」の童女が特にお気に入り。

が!初期の作品は違います。無惨絵(丸尾末広との共作ならぬ狂作)の頃の世界観。
久しぶりに読んで、花輪さんの奥底に鈍く光るラジウムのような部分に触れました。
やはり、ここがあってこその花輪和一!と思いました。


こんな表紙ですよ。
耽美・エログロ好きにはかなりおすすめ。

【古書目利き市】の季節がやってきました


今回も参加いたします!
D&DEPARTMENTで催す、恒例の【古書目利き市】に!

4/3(金)〜5(日)
マルヤ4F D&DEPARTMENT


●泡沫はコーヒーを販売します。
ゆっくりくつろげるスペースもありますので、買った本を読んだり、古書について話し込んだりしてください。

7店舗のお店が出店します。
それぞれ違ったジャンルの本なので、鼻息荒く探索してください。
モッキンバードさんも出店してます。
いい背景音楽といい本を見つけて、素敵時間を過ごそう!

背景音楽といえば、気に入ってるのが「El Tren Fantasma/Chris Watson」。
外国の駅とか列車の音が入っていて、「あの世行き幽霊列車」な風情があって幻惑されます。
車に乗ってる時にかけると、ガタンゴトンという列車の音で、まるで鉄道旅行をしているような気分になってお得です。しかも自分が運転手!
その時に電車が横を通ったりすると、リアルなガタンゴトンと重なって一瞬自分が所在不明になる感覚がいいのです。
お店でもかけてますが、お客さんと皆で旅行してる気分になれます。

さらに!このマンガを読んで脳をシェイクするといいでしょう。
 東京都北区赤羽/清野とおる

【山田孝之の東京都北区赤羽】は見ましたか?
最初は山下監督のフェイクドキュメンタリーなのかと思ってたけど、違ったようですね。
それの元ネタになったマンガです。

大好きな押切蓮介氏のマンガで清野さんのことを知り、読みたいと思ってたところにこのドラマ。
ますます山田孝之が好きになりました!
そしてこのマンガですよ!赤羽で暮らす人々を綴ってあるのですが、視点が根本敬氏に似ていてよいです。
観察者の視点と敬意。これがポイントです。

ま、とにもかくにも時空のねじれを感じられるマンガです。
どうぞ読んでみてください。
もちろん、続編の「ウヒョッ!」もありますよー。

値札はここにありますよ

いよいよ桜や木蓮や名を知らぬ花々が咲き乱れていますねー。
鳥もかしましく飛んでいます。
公園に行った時、「あ!双眼鏡持ってくればよかった!」とよく思います。
常に携帯して小鳥の観察に勤しみたい、春陽の候でございます。

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このところ、値札の張り替えを進めてます。
最終ページに鉛筆書きだったり、裏表紙に貼ったりいろいろしてましたが、これになりました。
裏表紙をめくった見返しのところです。
紙の様式が違うものもありますが、何らかの付箋がついています。



ちなみに、上記はこの本です。
東京谷中の江戸千代紙の老舗「いせ辰」の四代目、広瀬辰五郎氏の著書。
見開きの12カ月が目に鮮やかです。


値札用に、泡沫の”泡”印を彫りました。
篆刻(石に鉄筆で彫る印)なんですが、彫ってる時に黒猫がびょーんと膝に飛びのってきて、彫りにくいのなんのって…
しかも、鉄筆に黒猫がしなだれかかり、大きくずれて彫ってしまったり。訂正に苦労しました!

ぐんと古本が増えました

泡沫の本棚が増えて、このようになっています。
ドアを開けていちばん奥の壁につけました。


買取でいろんな本がやってくるので、見たことないのがたくさん!
「へぇー、こんなのがあるんだ」という発見がおもしろいです。



泡沫は、『古本を販売していますし、コーヒーも飲めますよ』というスタイルです。
古本を買いにいらっしゃるだけでももちろんOKです!
お気軽に赤いドアを開けてお入りください。

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4/3(金)~5(日)の3日間は、恒例の【古書目利き市】に出店します!
場所は、マルヤの4F「D&DEPARTMENT」にて。
またのちほどお知らせいたします。
今回もたくさんの方とお会いできるのが楽しみです!

半世紀後も、人間に大きな変化はなかったようです

山藤章二さんの表紙に惹かれて読みはじめました。これも、昨日書いた「嘘」に引き続きの未知読書。

へそまがりの思想/安岡章太郎

著者のことを何も知らず、調べたら小説家なんですねぇ。自分の読書分布図の虫食いを見つけるのは愉しいものです。
昭和41年の週刊文春に連載していたものをまとめた本。
約半世紀前の本…と書くとすごく昔のように思いますが、主張や思想は今と通じることも多く、本質的な事は半世紀くらいじゃ変わらないんだなと思ったり。

「夏の海水浴場の混雑は、何十年も前からのことだが、(中略)こんな風景を見ていると、われわれは必死ではたらき、必死で遊んでいるという、悲痛な感慨におそわれる」
「世の中のあらゆるものが便利になり、実質的になり、そして下品になった」

2か所抜粋してみました。きっと、半世紀後も似たようなものなんでしょうね。
読み進めたらこんな文章もありました。(ここまで書いて続きを読んでた)

「それぐらいイヤなのなら、クーラーなど使わなければよさそうなものだと自分でも思うのだが、一度使い出すと、体にも、アタマの状態にも、よくないと思いながら、やっぱり使わずにはいられないのだから妙なものだ。―おそらく、これはいかなる文明の利器についても言える自家撞着なのではないか。」

これはクーラーが普及しだした時期に安岡氏が感じたこと。
でも、つい、川内原発のことを考えました。クーラーを原発に変えてみたら、うわぁ、納得。

わたしはなにひとつ行動してない傍観者なので、結論だけを見てあれこれ言うのはおかしいと分かっています。
新聞も読まなきゃニュースも見ないから、どのような経緯をたどっていたかも具に知らないし(大筋すらも)、賛成・反対の人々の思惑も知りません。
2,3日前にたまたま新聞を読む機会があった時、その内容に非常な違和感を覚えました。
市民への説明会のことだったと記憶していますが、「なにかあったらしっかり国が責任とるから大丈夫」みたいなことをもっと難しく言ってたような。
…えーっと、福島の時のこともう記憶にないのかしら??誰が責任取ろうと”なにかあった”時点でおしまいでしょ??自分の子供やその子供やのことは考えないの??あー、わかんない!!

わたしが原発に関して無知で、あまっちょろい砂糖菓子的な理想論を言ってるのかもしれないけど、蚊帳の外にいるからこそ見えることってあるのかもしれない。この感覚は絶対間違っていないと思う。


                

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