未知の作家にふれたら

本の新規開拓がどうも手詰まりだなー。
なんて思ってたところ、貸してもらった本がことのほか面白かったり、うぅ読みにくい…この文章だめかも…あら?なんだかスイスイ読んでるわ、わたし!となったり、新発見なこの頃。

●聖の青春/大崎善生
29歳で夭逝した村山聖(むらやまさとし)九段の生涯。
重い腎臓病をかかえて将棋にうちこむ姿を、ただただ純粋な師弟の姿を、彼を取り巻く人々の葛藤と喜びとを描いたノンフィクション。
動物の親子のような師匠(森信雄五段:当時)と聖のやりとりに、もう思い出しても目が潤むのです。
公園で偶然出会った村山氏と森氏のシーン。「村山くん、ごはんちゃんと食べとるか?村山くん、ほっぺたさわってもらいい。」(思い出して書いてるからニセ関西弁です)がほんっとにグッとくる!

読んでて、「あ、もしかして二階堂くん(3月のライオンの。9/25(金)に11巻発売!カレンダーに濃く太く書くべし。)のモデルになってるのかな?」と思ったら、果たしてそうでした。
こんなに引き込まれたのは久しぶり。一気に読みました。
将棋のルールも棋界のことも知識皆無なのに、こんなにおもしろいなんて!
その作品に力があれば、そんなこと関係ないんですね。

● 骨餓身峠死人葛/野坂昭如
残穢が映画化かー、同じ様なテイストの本が読みたいなー、でアマゾンで関連本を探してたらば、「骨餓身峠死人葛が似てる」と目にしたので、初めての野坂文学を読んでみることにしました。
結果、似てないよな。と。強いて挙げれば炭坑つながりってとこ?
それはそれとして、読み始めはなかなか文体のリズムにのれず苦戦。読点が多くて読みにくい…

だがしかし!これを読み終わった数日後、次の短編を自然と読み始めている自分がいました。
戦争、貧困、娼婦など重いテーマなのにどこかおかしみがあって軽やか。
読後のずっしり重荷を分け与えられたなぁという感覚はあまりなく、だから次々に読めるのかもしれません。
火垂るの墓は、「悲しい・かわいそうに」よりも、死にゆく様が克明で「怖い」の感情が強かった。アニメとはまた違った景色が脳内に広がる小説のおもしろさ。

「野坂昭如自選作品」火垂るの墓、娼婦焼身、マッチ売りの少女、アメリカひじき、垂乳根心中、骨餓身峠死人葛

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ココナッツとバナナのパウンドケーキを焼きました。
完熟バナナの甘さが引き立つようにきび砂糖で。


押切蓮介コーナー用にポップ作成。
手に取る方が多くてうれしいですわー。

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